メラメラ

2023年8月14日
全体

令和5年8月13日、お盆の初日の日曜日に、長崎大学と福岡銀行、十八親和銀行が協働開催しているアントレプレナー育成事業にお招き頂きました。この歳になってまた大学の門をくぐることになるとは思いませんでしたが、暑い夏の1日、久しぶりに大学という雰囲気を楽しませて頂けました。


お盆の初日の日曜日、どこの誰かもわからないオジサンの話で参加する若者が居るのかと思いきや、広めの講義室にリアル参加で15名ぐらい、リモート参加で30名ぐらい入ってるそうで、少しびっくりしました。


アントレプレナーとは「企業家(起業家)」という意味で、アントレプレナーシップとは「企業家(起業家)起業家の資質」という意味なのだそうです。 日本では、アントレプレナーシップは「企業(起業)家精神」と訳されることが多いそうです(以下、その詳細)。
http://www.nfec.nagasaki-u.ac.jp/topics/news/1091.html


リアル受講生の中に看護師(男性)の方と理学療法士(男性)の方がおられました。看護師の方は既に会社を起こして某地域で訪問看護ステーションを経営しておられるとのこと。もう一人は理学療法士でこれから起業する予定だそうです。


教壇に立ちまして、冒頭に「起業家としての自覚は微塵も無いオジサンが、将来ある若い皆さんにもっともらしく話していいもんか少々不安ですが」という一言から開始しました。


そして、与えられた時間を通じて話しさせて貰った感触としては、その講義室には「やる気」しかなかったな、という感想です。


ちなみに、写真の彼はオジサンの話の途中でウチのホームページをサクッと検索して見ていた様です。何を思ったか、聞いてみたいところですね。


これから先、国も市街も地域も小さくなっていくだけの日本において、既存に頼らず自らの力で何かをやろうとしている若者と接点があると何となく嬉しくなります。悲観する将来の話に腹一杯な彼らは、彼らなりの解決策を探す中で、お盆に家族を振り切って参加するその精神に少し感動しました。


役目が終わりさて帰ろうかとするその時、講義中ずっとメラメラと起業家精神のオーラを出し続けていた一人の若者が、講義室をササっと小走りに横切って近寄ってきて「お会いできて本当に嬉しかったです。ぜひ・・・」と一言声をかけられました。


講義をお願いとは言われたものの、よくわからないまま経験談を話した半日でしたが、どうやらこれは新しいご縁を一つ頂く場面であったのかな、という結論に至りました。


次の時代へつなぐというコトは、こういう仕事を喜んでお引き受けして、そこで力一杯オジサンの経験談を語ればいいのだ、と理解した1日でした。


こういう場にお招き頂けたことに感謝です。

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