Liaisonの地域密着活動/「ふらっと」/よろずカフェの新展開
活動・実績2019年10月27日

20191026_Liaisonの地域密着活動_WAM助成事業を活用した「リエゾンのよろずカフェ」の展開

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2019年10月26日の土曜日、カフェクローバーにて「リエゾンのよろずカフェ」を開催しました。よろずカフェ事業は、独立行政法人 福祉医療機構(通称、WAM)が提供する2019年度のWAM助成事業(社会福祉振興助成事業)における「地域連携活動支援事業」の種別で、「介護する家族の不安や悩みに応える相談機能の強化・支援体制の充実に資する事業」をテーマに、今年度、Liaisonグループが受託し地域で開催している「福祉コミュニティ活動」です。



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よろずカフェの歴史と経過です。その歴史は3年前に遡ります。2016年、2017年は「長崎県ボランティア振興機構」の補助事業として展開。2018年はLiaisonグループの独自事業として展開。そして4年目の今年、WAMの支援を受け事業化されています。しかしながら「よろずカフェ」、メンバーの入れ替わりなどもあり、そのスタイルは紆余曲折しました。そしてようやくたどり着いた今回の形。



如何に常設的に「気軽に立ち寄れる場」を創るか。よろずカフェ、過去に地域福祉の事業活動として研究発表を行った時に『「相談」という看板を出してしまうと、地域の皆さんからするとその玄関を開けるハードルはなかなか高いよ』そんな助言を頂いたコトがありました。確かにそうです。相談先には然るべく公的機関が存在しています。つまりは、そこと役割が重ならず、且つLiaisonグループの本来の事業とどうリンクされるコトがベストなのか?メンバーで議論を重ねた結果の今回の形。



ヒントを頂いたのは奈良県香芝市の「グッジョブセンター(Good Job Center)」でした。グッジョブセンターは、カフェがあり、障がいのある方がクリエイターとなった創作された雑貨が店舗に商品として並びます。その店舗のレジ越しにはスタッフのデスクスペースがあり、お客様がお見えなると「いらっしゃいませ」の声が聞こえます。そして、その「いらっしゃいませ」を言うスタッフが実は「福祉の専門職」という形。



よろずカフェ、メンバー間で議論を重ねました。「グッジョブセンターのこのスタイルをLiaisonグループの居宅介護支援事業所とリンクさせたい」そこから議論を深掘り。もう一度考えよう、よろずカフェの対象者は誰なのか?気軽に寄れる、とはどういうコトなのか?公的機関とは違う「相談」の形とは何なのか?つまりは、Liaisonグループが目指すべき新しい居宅介護支援事業所の形とは何か?議論を重ね、アイディアを積み増してきました。



そしてたどり着いた今回の形。つまりは「暇でいい場づくり」。全ては前段の議論の通りでそれを具現化すればよかっただけ。場を作り込めば繰り返し来る人が多くなる。それはそれで良い。しかし、よろずカフェで集めたいのは「まだ話したコトがない人」。だから、重厚な企画でなくていい。地域の中に自然に溶け込む場所(風景)の一区画に、企む仕掛けがそっと存在していれば良い。今回のコンセプト、メンバーの一人が発した「暇でいい場づくり」という発想で作った形。



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しかしこの形、実際お客様が来るかどうかの保証は無し。なのでメンバー全員、集客ゼロも覚悟の上で臨んだ今回のよろずカフェ。ただ、神様は見捨てなかった。コンセプトをブラさず、覚悟を決めてやったら本当に「ふらっと」お客様が入って来られました。玄関が空き、お客様が来て「いらっしゃいませ」と言った運営側がバタつくという状態もありながら、初めてお会いする地域の方とLiaisonグループの社会福祉士の彼女との新しいコミュニケーションが生まれた瞬間でした。



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お客様がお客様を呼ぶのでしょうか。日常業務だけならおそらく接点は無かったであろう地域の方が、本を片手に「ふらっと」入って来られる。静かに読書のおつもりだったのかもしれませんが、なんとなくカウンターに一緒に座られて、なんとなくの会話が始まって。初めての人に心の中のお話をして下さった方と、初めて会った方の心の中を聞く初めての方とが並んで座る。そしてその会話をカウンター越しに聞きながら頷くその人は、実は聞くコトのプロ。



今回「よろずカフェ」の形が固まったな、という感じの手応え、ありましたね。



よろずカフェの妄想でしかないイメージですが、もし、仮に、日本中の居宅介護支援事業所の「事務所」が窓を開けて、地域に自然にある場として「ふらっと」なコミュニケーションを考え始めたら、この国の問題の4分の1ぐらいは解決する様な気もします。



せっかく頂いた2019年度の公的助成事業の貴重な機会、これを地域に活かしたい。Liaisonグループの居宅介護支援事業所は、WAM助成事業を上手く活用してLiaisonグループの居宅介護支援事業所としてのインフォーマルサービス「よろずカフェ」を進めていきます。



よろずカフェに参加してくれたスタッフの皆さん、ありがとうございました。



次回のよろずカフェは、11月23日(土)に開催予定です。「ふらっと」お立ち寄り下さい。