20181019_福岡県老人福祉施設協議会セミナー〜ICTで広がる情報共有の事例と介護ロボット・ICT展示会〜にて。2018年10月20日社外活動 先週の沖縄に続き、今度は福岡へ。2018年10月19日(金)、福岡市で開催された「福岡県老人福祉施設協議会 特別養護老人ホーム部会セミナー〜ICTで広がる情報共有の事例と介護ロボット・ICT展示会〜」にて、基調講演 講師の機会を頂きました。90分の基調講演を通じ、現在、その仕上げ作業が急ピッチで進む「iTherapy」の最新状況をご紹介させて頂きました。 この部会セミナー開催の2日前(平成30年10月16日付)、厚生労働省からの介護保険最新情報Vol.686にて上記の通知が発信されました。介護保険業界へのIT導入の流れは、確実に、着実に進んでいます。 IT導入にこだわる理由は、単に時代の波に乗るという話でなく、IT導入を通じて現場の「共有知」を増やす事にあります。 業務の改善や負担の軽減を進めたい、業界の周知を広げたい。ならば具体的手段が必要。具体的手段の「構築」や「開発」を避け、ただただ効率化だけを叫んでも何も楽にはならない。大事なのは「楽になりたいのなら、新しい事に挑戦する」という事でしょう。実はそれは、現場を動画を撮ることから始まるんです、プレゼンテーションはそんなお話しからスタートしました。 開発中の「新iTherapy(仮)」のコンセプト。介護の現場のリテラシー向上の為に取り組んでいる様々な開発プロセスについてご紹介している場面です。現在開発作業が進行中の為、資料の全てをネット上で公開する事はできませんが、セミナー会場ではその全てをご紹介させて頂きました。 iTherapyを活用する事で現場共有を進め、先ずは多職種間でサービス品質の基礎となる「60%の共有知」を作る。その上に、個々の技術や知識、経験を上乗せしながら70%、80%、90%の品質を目指す。iTherapyの活かし方、それは、多職種間でサービス品質向上の為の「60%を共有知」を作ることにあります。 会場には、介護機器関連の大手企業9社が集合。各社の製品が展示され、説明する社員の方々がスタンバイしておられました。介護負担を軽減する為の介護機器や感知センサーの各種、電子カルテなどが紹介されていました。 Liaisonグループでは、年度末にかけて一部の事業所を拡充(内外装工事)を実施する予定で、新たな増改築スペースで展開するサービスのイメージに合致する製品も沢山ありました。9社企業様の最新製品の情報、ぜひ活用させて頂きたいと考えています。 今回の貴重講演で最も強調した点。介護保険現場にIT導入する時、それはスマホやタブレットを操作する親指の動きを早くする事が目的ではないですよ、という事。大事なのは、60%の現場の共有知を作る事。現場が既に持っている「技術」「知識」「経験」を活かす為に、60%の現場の共有知を基礎として持てるかどうか。その行為を支えるツールとして「iTherapy」があるのです、というお話で締めくくりました。 貴重講演の最後、福岡県朝倉市で社会福祉法人事業を展開されている方からご意見を頂きました。 「お話の中に「愛情」を「安心」に変えて「自信」にするという表現がありましたね。私ね、現場で介護やってる人のね、その「気持ち」の部分をね、どうやってこういう最新のモノに溶け込ませていくかってのがね、とても大事だと思うんです。川副さん、そこをね、この素晴らしいアイディアの中にもっともっと取り込んで開発を進めて下さい。そしてね、また何回もね、福岡に来てお話して欲しいと思いました。ありがとう、よろしく頼みますよ、期待してます。」 開発者冥利に尽きるお言葉を頂戴しました。蓮池理事長、誠にありがとうございました。 今回の貴重な機会を賜りました、福岡県老人福祉施設協議会の関係者の皆様に心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。 投稿ナビゲーション << 前の記事次の記事 >>