平成30年度 第5回Liaison グループ全体研修会を開催しました2018年12月15日社内活動 平成30年12月13日、平成30年度 第5回 Liaison グループ全体研修会を開催しました。今回のテーマは「新技術」と「身体拘束廃止の為の問題解決の考え方」。いずれもグループ事業には欠かせない重要事項。年末の締めは、ただただ浮かれるだけでなく、新しい年に日々の自分たちの仕事を見直すタイミングとすべく、40名の社員が集合しての研修会が開催されています。 研修会冒頭は、新技術「iTherapy connect」の開発経過の説明。現場のアセスメントを効率化する技術です。動画データを基に生活機能課題を選定し課題背景を紐付け、その紐付けの動線に看護リスクや介護行為の際の意識すべきポイントなどを盛っていくイメージのアセスメント、そして計画書出力が出来ます。それを、現場の目と指でのみ進められるシステム。開発途中の為、これ以上の詳細は書けませんが、4月以降、Liaisonグループの現場の大きな武器になる事を願っています。 冒頭30分の前説の後は、本題の「身体拘束廃止の為の問題解決の考え方」の講義&グループワークです。講師は佐藤副施設長。前半は資料に沿って過去の現場事例などを確認。非常にデリケートな内容でもあるため、その考え方の方向は多岐に渡ります。認識の違いから裁判などになった事例も少なくなく、その判例や事由など、介護現場の実態と照らし合わせつつ研修が進みます。 グループワーク、先ずは自己チェックリストが配られます。それぞれに価値観が違いますので、場面場面での判断基準も違う。そのバラツキを先ずはチェックシートで確認します。各自が当たり前に思う対応の仕方が常識と比較してどの程度差異があるのか?内観の時間を設けた事でグループワークの議論も白熱。少々時間オーバーになりながらも、熱い議論が展開されました。 Liaisonグループは「人間愛」「仕事愛」「地域愛」の3つの「愛」をその理念として掲げています。ちなみに、代表のライフワークである「iTherapy」の「i」の部分も実は理念の「愛」が基礎。人間愛、仕事愛、地域愛のそれぞれの要素は、人と人とがつながって生まれる見えない力「social capital」の源泉であり、その源泉が「信頼」「規範」「ネットワーク」という組織の機能へと展開されます。 根源は、目の前の人を大事にできるか?という観点でしょう。 たとえば、感情的になる、やれてるふりをする、当然だと批判する、無関心なほど無責任で自分が世の中の中心という錯覚。それでは、組織は上手く進みません。組織が上手く進まないと個人の環境も好転しないから、当然目の前の人をどうするかという知恵も出てこない。 だからこそ「現場共有」が大事なんです。「考え方の一致」が大事なんです。 個人の意見は尊重すべき。価値観は違って良い。しかし、組織は、組織の考えと一致した足並みを揃えられる事で、個人も地域も社会もすべてに好循環を生むことが可能な力を持っているから、組織に所属する人は足並みを揃える様に努める。 世の中では、それを「仕事」と呼びます。 仕事をちゃんとしていれば、そうなるんです。 Liaisonグループの全体研修では、様々なテーマを通じて「仕事」を研修しています。 次回の全体研修会は、2019年2月14日(木)、18時30分から開催予定です。 投稿ナビゲーション << 前の記事次の記事 >>