20200328_2019年度WAM助成事業_Happy Worker Caféのカフェ・マルシェ

2020年3月29日
社内活動

20200328_マルシェ012020年3月28日(土)10時から、カフェクローバーにて、2019年度最後のWAM助成事業「Happy  Worker Caféのカフェ・マルシェ」を開催。当初予定は3月7日。延期となり、地域の実情を踏まえつつ、規模を縮小し防疫と予防対策を万全にし、本日ようやく実施の運びとなりました。

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開催にあたっては、政府専門家会議の提言を受け、長崎市の感染状況は低リスク地域と判断。その上で予防対策を万全にしました。普段は訪問で回る理学療法士のスタッフが出入口に張り付いてくれて、来場者一人一人に、丁寧に消毒とマスク着用をお願いしてくれている様子です。

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カフェのカウンター、奥の二人の男性は理学療法士、介護福祉士。一番手前は看護師。彼らが専門家の上着を脱いで地域カフェ活動に一役担う。その環境が相談のきっかけを作る第一歩と考えます。行政や包括とまた違った地域との距離感を、民間の強み「カフェ」を使って表現しています。

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今回のカフェ・マルシェは当初の規模を縮小。出展予定のマルシェブースは半分に。それでも、カフェ・クローバーの常連のお客様方に助けられ「場づくり」が進行。介護・福祉・保健業界の我々が普通の地域資源として自然に交わる。それも「相談」の場づくりの要素と考えます。

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今回、このカフェ・マルシェを手段とした場づくりに、一番大きな影響を与えてくれたのが彼女だったと思います(写真掲載はご本人、お母様から書面で許可を頂いてます)。彼女の『おしゃれに興味があるけど、なかなか…』と、その一言を相談してくれたからこそこの場が出来ました。

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西の果ての小さな民間企業が、国の助成金というチャンスを得、その街に暮らす人の心の声を相談され、その声に応えるべく専門家が専門家の上着を脱ぎ、住民と一緒に地域の場づくり(遊ぶ場、喋る場)を一緒に考え、一緒に創った。それがリエゾングループの「地域密着」そのものです。

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その対象が「高齢者」であろうが「母子」であろうが「地域」そのものであろうが、その地域に、地域の交流や相談を推進するための「場づくり活動」が「在る」コトが、その地域の価値を高める活動であるコトは、多くの方がおおよそ分かっているコトだと思います。

ただ、それは実行するのがとても難しい。なぜなら実行するには資源が必要だからです。

交流や相談を通じて、地域を企画する時「ヒト・モノ・カネ・コト」は必要不可欠です。ただ、それを一人で賄うコトも絶対不可能。だから僕は「会社」を作った。地域カフェは、介護・福祉・保健を生業とする我々が、その地域貢献の一環として企画・運営を推進すべき活動と考えています。

さらに言えば、実行のハードルは相当に高い。地域には地域の既存ルールがある。住民主体の活動や、行政事業のフレーム、良い意味で各事業者の縄張りもある。その全ての仕組みや実情を踏まえながら、どこのお邪魔にもならない様に「交流や相談の場づくり」を展開するのは至難の技。机上論や個人の見解で地域活動の価値は上げれない。

だからこそ今回、その至難の技と向き合ってくれた地域カフェの関係者に心から感謝を述べます。お休みを削って段取りを考え、計画書に起こして参加者を調整し、限られた予算の中で運営の準備を整えた。これ、リエゾングループが考える地域活動の「本質」を理解しているからこそ出来た偉業と感じます。

余談ではありますが、2019年度のWAM助成事業、その活動全てを余すところなく記録し続けてきて思うのは「こりゃホント大変だ」というコト。我々は民間事業者である以上、地域活動は、会社のコマーシャルである事も事実。改めて、会社の中の「情報広報」の重要性を考えます。

リエゾングループは、民間の立場で地域活動を生産的に展開したい。その為に、基幹事業の資源もひっくるめて、組織の資源情報を的確に整理・蓄積し、「広報」の手段を用い、地域にも企業にも価値を作る機能が必要。次年度は、情報広報に専従のスタッフ配置を経営会議で決定しています。

2019年度WAM助成の最後、僅かな時間でしたが、カフェ・マルシェが形に出来てよかった。この時期だからこそ、首都圏の街の状況も理解しつつ、一方で自分の地域の実情を踏まえてできる社会活動から「始めはじめるコト」もまた社会を正常に戻す重要な活動と考えます。

今回のカフェ・マルシェが、長崎南地区が正常な社会活動へ向かう「きっかけ」になるコトを願っています。

最後に、運営にご協力を頂いた地域住民の皆さん、ご参加下さった社員、関係者の方々、また、企画・運営の全てでマネジメントに尽力してくれたスタッフ各位に感謝を申し上げます。貴方達のおかげで、2019年度WAM助成事業、責任者の大役を果たすコトができました。

すべての皆さんに、ありがとうございました。

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