20191109〜10_日本リハビリテーション看護学会へ参加。

2019年11月12日
社外活動

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2019年11月9日(土)〜10日(日)上智大学で開催された日本リハビリテーション看護学会に参加してきました。Liaisonグループとしては初めて参加のこの学会。天皇皇后パレードもすぐ近くで行われた四ツ谷キャンパスで、訪問看護ステーションのスタッフと共に2日間、リハビリテーション看護の視点で展開される多様な現場実践事例を学んできました。

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初めてお邪魔する上智大学。キャンパスも素敵でしたが、講堂やカンファレンスルーム、素晴らしい設備でした。メイン会場では大会長で上智大学総合人間科学部看護学科の石川先生の大会長基調講演を拝聴しました。日々、学生指導に努めておられる事もあるのでしょうか、お話がとても分かりやすく展開されていました。理学療法士として聞く看護学会の方法論、非常に新鮮でした。初めて聞くアセスメント手法など、看護でリハを実践する為の視点やプロセス、展開など、分かりやすく学ばせていただきました。

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午後からは個別のセッションを拝聴しました。写真は「リハビリテーション看護に関わる看護師の専門性」のポスターセッション。本当に興味深い内容が多かった様に思います。リハビリテーションの領域にこんなにたくさんの看護師さんがいらっしゃって、看護師さんがリハビリテーションの自らの領域として実践事例を紹介して下さる場。理学療法士として参加しましたが共通項は本当に多くありました。現場とはこういうコトだなと改めて感じましたね。リハビリテーション看護師さんのパワー、すごかったです。

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2日目、主に口述発表を回らせて頂きました。写真は「脳血管疾患患者・高次脳機能障害患者への看護」のセッション。普段、自分が見聞きしたり、報告を聞いたりする日々の現場とイメージが重なります。現場があるから課題も疑問に気づく。リハ看護学会、看護師さん達の「現場プライド」をとても強く感じました。「チームアプローチの看護介入」「地域での生活を支える看護介入」など、盛りだくさんのセッションの見出しにさらにそのプライドを感じます。全て回られないのが残念でした。

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学会参加の最後に入ったセッションがこちら。「褥瘡・排泄障害に対する援助」のセッション。今一番最も興味深く、実際に担当している利用者で困難課題としてその対策に頭を悩ませている分野です。個々の発表内容の紹介は差し控えますが、どの発表においても主軸となるストーリーは「看護、介護、リハの専門職連携と適切且つ機能的な製品の活用」といった感じでした。Liaisonグループの経営会議でもよく議論するのが、排泄ケアの実践・サービスに注力する「何か」を現場に体系づけていくコトが重要と話します。

来年2月、東京で、訪問看護協会と理学療法師協会の合同研修会の開催されます。その研修会では、Liaisonグループの社員が研修会のシンポジウムに登壇する予定です。その際、排泄ケアにおける多職種と機能的製品の連携に、iTherapyを組み合わせた事例紹介ができればと考えていて、今回、そのイメージも膨らませる事ができました。

リハビリテーション看護学会、とても刺激的な2日間でした。学び多く、また新しいイメージも湧いた機会でした。年に一回、全国各地で開催されているとの事。日々の現場で課題や解決策に迷い、工夫し、何か一歩進む展開が出た事例あれば、次回はぜひ、看護スタッフと共にプレゼンテーションの側で参加してみたいと思いました。

学会参加に際して現場を守ってくれた社員の皆さん、休日にも関わらず学会参加に同行してくれた看護スタッフ等々、関係者全員に感謝とお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

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