令和元年度、Liaison グループが取り組む「通所事業所連携研修会」/第1回〜第3回2019年6月20日社内活動 令和元年度、Liaison グループは新しい研修スタイルにチャレンジしています。 今回ご紹介するのは「通所介護事業所連携研修」です。グループの通所介護事業所を対象に「通所介護事業」そのものをテーマとし、複数の通所事業所の社員が、職種の垣根無く一体的に且つ定期的に、通所介護に必要な要素を体系的に受講出来る研修計画とその環境を社内で構築しています。 第3回の今回は、医療法人協治会杠葉病院/高齢者こころのケアセンター 桜花/精神科認定看護師の若浦 雄也さん。ご専門とされている認知症利用者への看護対応の基礎「カンフォータブルケア」についてご教授頂きました。 Liaison グループの拠点よりすぐ近くにある杠葉病院。同じ地域で活動する専門機関の専門職。その知識、経験、技術をご教授頂く貴重な機会であり、カンフォータブルケア、大変興味深い内容でした。精神科認定看護師と立場から、通所の利用者、特に認知症を有する利用者。看護師の視点に加え、カンフォータブルケアの展開方法を交えた具体的な対人援助技術の手法は、明日から現場で実践できる内容になっていました。 Liaisonグループの通所介護事業所連携研修会は4月からスタートしており、既に2回目、3回目が終了しています。遡ること1ヶ月前、5月の研修では、地域で現場を共有するベテラン介護福祉士さんから、デイサービスにおける介護場面の「心構え」をご教授頂きました。1つ1つの場面を、丁寧に心の中を汲み取る様にその人の意思や選択を考えながら、一人の人間として関わりながら客観的に専門的介護サービスを提供するその「巧みな技」をご教授頂きました。 さらに遡ること2ヶ月前、今年度、この研修会のトップバッターは、老人保健施設にしきの里、理学療法士の飯野朋彦さんでした。ご専門の介護予防の視点から「通所」という拠点が、地域でどの様なポジションであり、地域の中でどんな「役割」を担い、そして、そこで活動する通所スタッフの「動き」が何かをご教授頂きました。現場の実際を知る方々の言葉はとても現実的で、深い理解の下に厳選されていて、とてもわかり易い、そんなレクチャーでした。 ここまで読んで頂いた方はお分かりの通り、今年度、Liaisonグループの通所介護事業所連携研修会は、徹底した「多職種の現場の視点」をその基軸としています。1つの拠点で複数の職種がサービス時間を通して、活動や参加や生活を共有する事業だからこそ、それぞれの職種の視点に拘った研修を計画しました。 そして、目の前の地域を見れば、地域のエキスパートはたくさんいます。 ただ決まったコトの帳面消しの様な仕事の仕方ではなく、日々の現場に思考を巡らせ、手段を創って講じて、試行錯誤しているエキスパートがたくさんいる。今年度、Liaisonグループは、地域のエキスパートとのマッチングを促す機会づくりを積極的に進めていきます。 たとえば、介護学ぶ学生さんや介護職員さん、介護の必要な家族を抱える家族の皆さん、何か地域に関わりたいけどどうしたらいいのかわからないと考える意欲ある現役若手世代(大人な若手)の方々などなど。研修や、相談や、交流を通じて多くの方との関わりを作る事業計画を準備しています。 この通所介護事業所連携研修会もその1つ。既に3回開催していますが、そのラインナップも内容も魅力ある有意義な研修機会。 一人の研修参加者声が上がりました。 「これ、参加しないのもったいないし、我々だけでももったない。」 確かに。 この研修事業、月1回のペースで後9回予定してます。 少し考えてみましょう。 準備も大変ですし、とても貴重なこの機会を大事に使って、参加者も、地域も、会社も、みんなが日々に何かの利益を得る機会になる様に。 はい、ちょっと考えてみます。 投稿ナビゲーション << 前の記事次の記事 >>