マッチングの場が「相談」のハードルを少し下げるカフェマルシェ
活動・実績2020年2月3日

20200111_WAM助成事業_世代間交流カフェ(名称:ハッピーワーカー・カフェ)_集大成のカフェマルシェに向けて全力。

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2020年1月11日、コミュニティカフェクローバーにて、今年度、Liaisonグループ/社会福祉法人春秋会が、WAM助成の支援を受けて実施するプロジェクトの1つ、世代間交流カフェ(名称:happy worker café)を開催。happy worker café、3月にカフェマルシェを開催予定です。世代間交流の場づくりのイメージは、お母さんもお子さんも、障がいがあってもなくてもご家族も、みんなの「やってみたい」を聞く場があって、みんなで「やってみよう」へ変えていく力を生む。そんな機会と場づくりを、全力で話し合いました。



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報告が少し遅ればせながら、事業のイメージづくりは着実に進めています。ただ、コミュニティ・カフェで人に集まってもらう、というのは本当に難しいです。ある日突然「コミュニティカフェで相談会やりますから来てください!」では絶対に人が集まらない。今年度のWAM事業を経験して気づいた事は、集まってもらう為には、先ず「信頼」がある場と機会である事。単なる相談会では参加はまばら、では、どうすればお客様が集まってくれるのか?メンバー全員で様々な工夫のアイディアを出していきます。



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3月のカフェマルシェに二人の男性スタッフが入ります。専門職ですが、当日はカフェのキッチンで珈琲を煎れます。実はここがミソ。専門職が沢山だから信頼されるではなく、専門職が「身近」だから信頼のきっかけが生まれる。専門職が専門職の上着を脱ぎ、一人の住民になって「おもてなし」をして、仲良くなってその次に「実は自分は○○○なんです。」その会話が、相談を生む。切羽詰まって相談に駆け込む、のではなく、何気ない日常でお困りごと、お悩み、不安を聞ける距離感を創る為の世代間交流カフェです。



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2019年度、WAM助成事業を通じて展開してきた相談カフェコンテンツは以下の通りです。


①介護者を抱える家族のカフェ(家族相談等)
②子育て世代がつながるカフェ(子育ての悩み、孤立解消の相談)
③介護の時の動きの相談カフェ(介護する住民、専門職の技術相談)
④地域のコミュニティカフェを事業化する為のカフェ(事業化に向けた相談)
⑤障がいのある子と親、マルシェを通じた参加機会づくり(障がい支援相談)
⑥地域コミュニティと共催、防災カフェ事業(災害相談)等


相談や助言、世代間交流などをテーマに、コミュニティカフェ事業の確立に動き始めた今年でしたが、なかなか課題も多かった。成果もあったけど、反省点も多かった、というのが正直なところです。


確かに、今年の活動を通じて、専門職の連携や、継続参加していただける住民さん、ボランティアの学生さんなど、地域の理解が少し進んで手応えはありました。しかし一方で、相談カフェは実施回ごとで参加者増減の幅も大きく、参加者の方にもっとたくさん来て頂けるための「広報」に課題を残していると思います。


また、仲良くなれて、信頼してもらって、いざ「相談」を受けた時に、相談に関する情報量の不足や受けてのスキルで「コミュニケーションが円滑に行えない」という場面もありました。関係者の相談スキル向上や研修や、相談情報プラットフォームの準備など、事業の大きな反省点であり継続の為の課題と考えています。


2019年度、地域の相談カフェ事業としての取り組みを通じ、課題と感じた点は3つ。


①地域向けて、地域資源がマッチングする場としての情報(広報)が不足していた
②相談スキルの質の向上と相談情報プラットフォームの構築
③相談が仕事として成立する為の事業イメージ


今年度、WAM助成事業の支援で、私たちの相談カフェ事業の「コンテンツ」は整いつつあります。なので、次は、このカフェが、地域資源がうまくつながる「マッチングの場」なんですよ、との情報発信をいかに上手に展開するか。地域に向けた「相談カフェ」の効果的なマーケティング、その展開が必要。

また、相談という行為は、つまりは「切羽詰まった状態」でどこかの窓口に駆け込むという状況が多いという事の問題。「何かあったら相談を」の、その「手前」からの相談や情報提供を得られる機会がある事が重要で、つまりは「相談」という行為を直接的にでなく、少し「ズラした」その感覚でやる啓蒙・啓発活動が必要。


マッチングの場ですよ、のマーケティングと、相談の硬いイメージを少しズラす啓蒙・啓発活動。その具体的な展開のために、地域で人と人がつながる「きっかけ」になるがためのこのカフェマルシェ、今年度事業の集大成。「遊び」や「学び」を通じてみんなが集い、高齢、障がい、子育て等、多元的な相談ニーズを拾う為の仕掛けづくりですね


写真に映るスタッフそれぞれが地域の「黒子」となって、みんなが楽しめる場と機会を創る。そこで信頼してもらえたら、世間話からはじめて身の上話になって、そこから相談になって、引き出しがあったら助言して、そしてそこでまたお互いの信頼が高まって、地域のネットワークになっていく。


そのサイクルを「動かしはじめ続ける」ってことが、相談カフェ事業の本質なんでしょうね。


素敵なカフェマルシェにしましょう。