NPO全国在宅リハを考える会/沖縄定例会/起業と10カ年計画
ブログ2019年1月28日

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2019126日(土)、沖縄県那覇市、TKPネストホテル那覇センターにて、NPO全国在宅リハビリテーションを考える会の沖縄定例会が開催されました。全国の在宅リハ起業者、総勢40名が沖縄に集い、在宅リハ事業のあるべき姿、事業運営の具体的な展開方法、起業プロセスの体験談など、地域で事業を運営する為に必要な経験値を共有する場となりました。



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定例会冒頭、NPO全国在宅リハビリテーションを考える会の安倍理事長より参加者の皆様へ「平成30年度の介護保険改定を受けて、今後の我々が、事業起業者として、また、リハビリテーション専門職として地域や社会の課題にどう向き合っていくべきか?という視点を今日、参加者の皆さんと共に学んでいきたいと思います」とご挨拶。安倍理事長からの熱いメッセージで会がスタートしました。



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沖縄定例会のご来賓としてお越し下さいました沖縄県理学療法士会の池城会長からご挨拶。今回の定例会、開催にあたっては、地元沖縄県理学療法士会様からのご後援も頂戴しております。池城会長「本日の定例会、その講師陣は地元沖縄でよく知る仲間達であり、私自身も起業が大変興味深い分野でもあります。今日は自分自身も勉強させてもらうつもりで楽しみにして来ました」とのコメントを頂き、会がいよいよ盛り上がってきます。



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講演が始まりました。最初の講演は、有限会社在宅介護サービス「ひまわり」の代表取締役上江洲社長(理学療法士)のお話。上江洲社長は、創業以来「年に1事業所開設を続ける」という目標を掲げ、その目標達成の為に苦労苦難と向き合ったご経験を基に綿密な10カ年計画を作成されています。定例会ではその緻密な計画を包み隠さずご紹介下さり、そのノウハウを共有させて頂きました。定例会ルール上、講演の詳細を公開する事はできませんが、本当に緻密で現実的な計画立案のノウハウに会場全体が圧巻、という感想であったと思います。



続いての講演は、株式会社NSPの仲地専務(作業療法士)です。タイトル「キングコングの挑戦〜福祉雇用から一般雇用へ〜」という事で、漁業や一般飲食業(焼肉店、そのお店の名前が「キングコング」)を通じて「補助金無し」の就労支援事業に挑戦している企業。仲地さんの熱い講演を聞き入ってしまい、写真を撮ることをすっかり忘れていました。こちらも、その内容詳細を公開はできないのですが、講演の最後にご紹介頂いた2人のケースのお話は、参加者の心に響きました。障がい者が仕事に関わる事を諦めないその姿勢は、タイトルそのまま「キングコングの挑戦」でした。素晴らしい企業です。



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企業体験発表で登壇して頂いたのは、今回の沖縄定例会、現地のコーディーネーターで奮闘して下さった株式会社「まなざし」の代表取締役、照屋社長です。4年前の創業以来、着実な成長を遂げる「まなざし」の事業展開をご紹介頂きました。照屋社長は、現在沖縄市に新社屋を建設中で、訪問看護ステーションを軸として新たにデイサービス事業を開始。地域の声を聞き、高齢者のみならず、小児を含めた幅広い地域での事業展開の視点をご教授いただきました。照屋社長の今後の活躍に期待しつつ、Liaisonグループとしても、ぜひ今後も事業の情報交換などできればと考えています。



20190126_06今回の定例会を通じて、ひと昔前の起業者イメージと、現在の起業者イメージの進化を感じる部分が多々ありました。もちろん、企画された講演一覧の通りで本来のリハビリテーションスピリッツが人一倍強い皆さんが集まっていることは間違いの無い事実。そこに加え、今、NPO全国在宅リハを考える会が、新しい技術を取り込む挑戦の姿勢で足並みが揃ったと感じる場面があったことがその一つ。



確かに数はまだ少ないかもしれない。しかし、ここに集った全員が協力・支援し合えば、会としての進化への挑戦は必ず形になっていく。沖縄定例会終了直後から、理事会では、すぐに次の理事会の日程調整を始めています。新しい技術を一社に留める事なく、我々が持つ新たな技術として会が一丸となって戦略的に進めていく為の協議を早々に持つ事になっています。



起業者は、起業者である以上、利益追求の姿勢は揺るがない。しかし、その利益は、会社の方針を共有できる社員のものであり、そこに在る未来を共にする地域と共有できるものでなければならない。NPO全国在宅リハビリテーションを考える会は、単に金銭の利益を求める起業者の集団ではない。在宅リハビリテーションの未来像を具体的にして、社員や地域に利益を還元できる組織で在る為の努力を「自腹を切ってやる集団」です。



起業者は、利益を追求しますが、社員や地域にその利益を還元します。それは、還元される利益を社会の利益とする為にです。



単に自分に入るだけの金銭を利益とは言わず。もし金銭だけが目的ならば、それは労働者であろうが事業主であろうが関係の無い儲け主義。



我々は、金銭主義の儲け集団にあらず。



NPO全国在宅リハビリテーションを考える会は「社会の利益」を生む為に、経営を手段とする「起業者」の集団です。



次回、NPO全国在宅リハビリテーションを考える会の定例会は4月20日、宮城県仙台市で開催の予定です。