Liaisonグループの地域密着活動/福祉コミュニティ/よろずcafé
活動・実績2018年11月18日

Liaisonグループの地域密着活動/福祉コミュニティ「よろずcafé」、通いの場所と機会づくりに全力。

よろずcafé_1117_012018年11月17日(土)、Liaisonグループが運営する「café clover」にて、地域の「よろずcafé」を開催しました。前身となる「遊び場フェスタ」が「遊び場café」になり、その後、café cloverのリニューアルに合わせて「よろずcafé」となったこの活動。今年度は少し遅めのスタートなりましたが、2018年、初回のよろずcaféを賑やかに開催しました。

 

よろずcafé_1117_022018年のよろずcafé、新しい取り組みとして「大学生」との協働に取り組んでいます。インターンシップと言うと少々大げさにはなるのですが、在学中から地域の現場に触れて将来を選択する時の経験値にしてほしい。その趣旨に賛同してくれたのが長崎ウエスレヤン大学。今年の3月から、学長、学科長、ゼミの先生と協働の為のミーティングを重ねてきました。

 

そして今日、4名の若者がこの活動に参加。そのうちの一人は、このよろずcafé活動をテーマとして「卒業論文」を書きたいとのこと。よろずcafé、地域の皆さんとの交流機会のみならず、若者が自分の学びの足跡として書き残す卒業論文のテーマになりました。とても光栄なことですし、関わるスタッフもそのモチベーションがさらに上がりました。

 

よろずcafé_1117_03さて、そのよろずcafé。初回の通いテーマは「災害」です。今年は各地で災害が多かった。だからこそ、そこに住む人が災害に対応する地域づくりを進めるには具体的にどんな行動をすればいいのか?そんな暮らしに身近なテーマを設定し、そのテーマを集う機会の「理由」とするのがよろずcaféです。

 

今回は、①講話 ②体験会 ③座談会の3部構成として開催。最初の講話には、災害支援活動のエキスパートをお迎えして、その実際をお聞きすると言う場面。ゲストは、宮城県仙台市より災害支援のコーディネーター「坪田 朋子さん」(理学療法士)。被災や支援活動の実際はもちろん「備蓄品はこんな物がベスト」「ハザードマップは必ず確認」「津波が来たら、てんでんご(東北の方言で「津波が来たらとにかく先ず自分の身を守るべく逃げろ!!」の意味だそうです)といった災害対策の具体的な行動を教えて頂きました。とても分かりやすいお話に、参加者の皆さん興味深々です。

 

よろずcafé_1117_04 第二部は、よろずcaféを運営する「ふくしの会」のメンバーの発案で「レスキューフーズ」の試食会。これがまたすごい。写真に写っているビニール袋に、備蓄用を想定した缶詰を詰められるだけ詰めて、ビニール袋に付属の薬品と水を入れます。するとどうでしょう、袋の中で薬品が化学反応を起こして中の缶詰を温めてくれるという仕組み。

 

災害時、避難所生活を余儀なくされ、水や食料もままならない時、たとえばそこにある缶詰一つ、温かくして食べることができれば体力の消耗を相当に防げる、と坪田さん。ふくしの会のメンバーが持って来てくれたこの品物、実際に温めた缶詰をみんなで試食しましたが、十分満足いく温かさでいただくことができました。

 

「これ、すごいね」「いや、すごい、ホント温かくなってる。」

「特別な物は要らないんですよ。この袋と缶詰があれば、温かく頂けるんです。」

 

よろずcafé_1117_05 ふくしの会のメンバーと学生さん達も一緒に試食。温めのそのクオリティーにびっくり。

 

「いや〜ホントあったかい。」

「缶詰でも、こんなに美味しいんだ。」

 

よろずcafé_1117_06そこからそのまま第3部。実際、私たちの街の災害対策ってどうなんだろう?そんな素朴な疑問から始まる座談会。長崎で思い出されるのは約40年近く前に起きた長崎大水害。その時の記憶を語りつつ「今の地域の防災状況はどうなってるの?」「助け合える為に顔のつながりはとても重要よね」「ハザードマップは公民館に貼ってあるよ」参加者それぞれから「気づきのポイント」がどんどん発言されます。それぞれが災害対策の重要性を今一度感じながら話した座談会、とても盛り上がりました。

 

よろずcaféの最後に、参加してくれた大学生の彼から「皆さん、こうやって何かテーマを持って地域の皆さんが集まって、学んだり確認しあったり、体験を共有する機会が大事だと思われますか?」という質問がありました。もちろん皆さん答えは「イエス」。

 

そう、この「よろずcafé」はそれが狙いなんです。

 

暮らしに必要な知恵をテーマにして「興味・関心」を募って集う。興味・関心の共通項が「機会」とcaféが「場所」。その二つを上手く作って、地域住民の皆さんの「自助と互助」を支援すること、それがこのよろずcaféの「目的」なんです。

 

災害をテーマに、そこに興味・関心がある方が「café」に集って地域の今を話し合う「カフェタイム」を持つ。そこに我々が入って興味・関心が深まる様な「情報」を提供する。興味・関心と情報が触媒になって住民の皆さんの「交流」が深まる。

 

その交流が地域の大事な「ネットワーク」になっていく。よろずcaféがその起点になればと願います。

 

地域の皆様、坪田さん、ご参加、誠にありがとうございました。

 

ふくしの会、学生メンバー諸君、お疲れ様でした。次回のよろずcaféに向けて準備を進めてまいりましょう。